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1. 矛盾もすれば統一もする世界
当面の世界は、矛盾もしていれば統一もしている世界である。世界の統一性は、世界の相互関係がますます緊密になっていることに現れている。交通と情報技術の発展によって、世界各地が空前に近くなり、連絡も速くなった。世界各国の経済関係はさらに密接になり、経済国際化のテンポも速くなった。新技術革命によって、国際的な科学技術交流がいっそう深化し、いっそうさし迫るものになった。人類は生態環境、疾病、人口など多くの共
Author: 万光 Year 1988 Issue 34 PDF HTML
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2. アジア崛起の意義
七〇年代以来、アジア、とくに東アジアの発展途上国の経済成長率は、世界の上位にランクされるようになった。国連とIMFの統計によると、一九七一年から一九九〇年までの二十年間に、アジアの発展途上国の経済成長率は年平均六·一%に達したが、世界のそれは三·三%でしかなかった。アジア開発銀行の統計によると、七〇年代初期から九〇年代初期までの二十年間に、東アジアの発展途上国の経済成長率は年平均八%に達した。IM
Author: 万光 Year 1996 Issue 36 PDF HTML