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Your search : [ author:黎海波] Total 31 Search Results,Processed in 0.804 second(s)
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1. 二十一世紀をめざして
中華人民共和国はまもなく四十五年目の建国記念日(十月一日)を迎える。これは喜びにみちた祝日であるとともに、過去をふりかえり、未来を展望する機会でもある。そして、さらに五年たてば、中国はさらに盛大なかたちで建国五十周年を祝うことになろう。この歴史的意義をもつ五十周年の日に、世界じゅうの人びとは、このアジアの大国がさらに統一し、さらに強大となり、さらに繁栄し、さらに希望にみちた姿で新たな年、新たな世紀
Author: 黎海波 Year 1994 Issue 39 PDF HTML
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2. 釣魚島事件は激化するだろうか
週末に友人たちが集まって雑談していたところ、ふだんまったくといっていいくらい政治のことに触れたことのない、青白きインテリ風の本の虫である友人はふだんとすっかり変わって、激越な調子で大いに国際政治を語るのであった。最近起こった釣魚島事件に触れるや、さらに義憤をあらわにして日本の右翼は旧習を改めるのはむずかしいのか、人をいじめるのもほどがあろう、中国は東中国海に出兵して武力で釣魚島を守るべきだと語った
Author: 黎海波 Year 1996 Issue 40 PDF HTML
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3. 自己の複製は不可能
スコットランドの科学者が綿羊の細胞の中から取り出したDNAによってクローン羊「ドリー」をつくりだすことに成功してから、世界中で最も多く議論されるようになった事は、クローンによる複製は人間でも可能か、自分とまったく同じのクローン人間がつくりだせるのかどうか、多くのクローン·ヒトラーを生み出しはしないかなどということである。「ドリー」の出現はバイオ遺伝工学の重大なブレークスルーであり、理論的にはクロー
Author: 黎海波 Year 1997 Issue 16 PDF HTML
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4. 中米関係についての書籍
現在、中国の図書市場では中米関係と関連のある書籍がかなり売られている。昨年五月、『ノーと言える中国』(宋強らの共著作)という本が出版された。この本はその年のベスト·セラーとなったばかりでなく、多くの作家のために新たな創作の天地を切り開いたようである。それがきっかけで、関連書籍が競うように出版され、売れ行きも上々である。ワシントンには中国を誤解し、孤立させ、敵視している人がずっと存在しつづけているが
Author: 黎海波 Year 1997 Issue 19 PDF HTML
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5. 冷戦から「冷たい平和」へ
五月二十七日、ロシアとNATOの基本文書がパリで正式に調印された。もしこれが何らかの積極的な意義をもっているかといえば、それはただロシア·NATO双方のそのNATO問題での食い違いが直接的な対抗あるいは「小さな冷戦」に発展せず、対話および話し合いのメカニズムの確立によって双方関係と欧州安全問題を処理することになっただけである。この新しいメカニズムの基礎は決して双方の利益に完全に一致するものではなく
Author: 黎海波 Year 1997 Issue 24 PDF HTML
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6. 東京から漂ってくるきな臭いにおい
梶山静六内閣官房長官の八月十七日の発言は、国内外から幅広い批判を浴びている。発言の中で氏は日米防衛協力における「周辺地域」に、「台湾海峡も当然入る」と公言した。これは二十五年前の中日国交正常化以来初めての、日本の高官による中国の内政に露骨に干渉する発言となった。驚きの余り人々は、東京から漂ってくるきな臭いにおいをかいだ。この危険極まりないけんか腰の発言は、少なくとも次の二つの重要な情報をもたらした
Author: 黎海波 Year 1997 Issue 36 PDF HTML
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7. 自在な「カナリア」
一年ほど前に、『ニューヨーク·タイムズ』に載ったある論評はこう書いている。「昔、炭鉱では、事故につながるガス発生の検知器代わりにカナリアを使っていた。かごの中のカナリアが倒れたり死んだら、すぐ避難する。西側諸国は、香港が中国復帰後も生きているかどうかを観察するため、香港という『カナリア』に注目すべきだ」作者は、香港における法治自由権、中国語新聞から董建華氏、陳方安生氏などの「カナリア」は、香港の実
Author: 黎海波 Year 1998 Issue 1 PDF HTML
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8. 中国と南アフリカにとっての新年のプレゼント
除夜の鐘が打ち鳴らされる時に中国と南アフリカの両外相は外交関係樹立のコミュニケに調印することになるが、このコミュニケは両国の国民にとっては貴重な新年のプレゼントとなるものである。外交関係を樹立することは一年前からすでに公表されていたので、世界のマスコミにとってそれほど驚くべきニュースではなかったかもしれないが、両国の関係の歩みから見れば画期的意義を持つ大きな出来事であり、国際社会においても積極的な
Author: 黎海波 Year 1998 Issue 1 PDF HTML
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9. 第二回アジア欧州首脳会議に寄せて
四月初めに、第二回アジア欧州首脳会議(ASEM)がロンドンで開かれる。同会議ではアジアとヨーロッパの国々の首脳による対話と協力が続けられるが、これは二年前のバンコクでの開催に端を発するものである。バンコクでの第一回会議には、十のアジアの国と十五の欧州の国の首脳が参加した。それ以来の二年間にアジアやヨーロッパをはじめ世界のその他の地域で多くの変化が生じ、いくつかの大きな出来事が発生した。これらの変化
Author: 黎海波 Year 1998 Issue 14 PDF HTML
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10. チベットの実情について
さいきん、本誌はイギリスのサザンプトン大学チチェスター·インスティチュートの読者から四通の手紙をいただいた。本誌今年第一号の『宗教信仰の自由を享受するチベット族の人々』という記事に目を通したこの人たちは、この記事は「無責任である」とし、チベットにおける宗教信仰の自由に対して懐疑的である、と言ってきた。そのため、わたしは自分の体験をふまえて自分の見方をここに述べて見ることにした。外部の人たちがチベッ
Author: 黎海波 Year 1998 Issue 19 PDF HTML