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11. 混乱から安定へ
四川省は中国の西南部に位し、面積は五七万平方キロ、人口は八〇〇〇余万。数年前、「四人組」が権勢をふるっていた時期、その害が最もいちじるしく、社会秩序は乱れ、生産も低下していたが、「四人組」粉砕後そうした状態から急速に立直った。 四川という名は、省内に岷江、沱江、涪江、嘉陵江という四つの大河があることに由来する。四川はまた「天府之国」(資源に恵まれた国)ともいわれている。いまから二千年あまり前の史書
Author: 本誌記者周今 Year 1978 Issue 49 PDF HTML
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12. 新たな段階、新たな気風
解放前、四川省は、経済が非常にたち遅れ、近代的工業は一つもなかった。解放後、とくに一九六四年いらい、わが国は内陸部の建設に力を入れ、工業発展のテンポはいちだんと速まった。今日、四川省にはいくつかの冶金、化学工業、機械工業などの中核的な企業があり、多くの発電所、炭坑が建設され、天然ガスの大規模な開発と利用にとりくんでいる。また、二四〇〇キロの鉄道と七万キロの自動車道路が敷かれ、河川も整備されて、水上
Author: 本誌記者 周今 Year 1978 Issue 50 PDF HTML
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13. 無尽蔵のエネルギー源―メタンガス
中国はエネルギー問題で、「各種のエネルギー源を大いに開発し、合理的に利用する」という政策をとっている。中国のような、国土が広くて人口も多く、経済的にかなり立ち遅れた国が短時日のうちに大規模な電力網、大型の石炭、石油、ガス企業などのエネルギー供給態勢をととのえることはきわめて困難である。そこで、党と政府は、他の事業運営と同じ様に、できる限り多くの方法を総動員してエネルギーの問題を解決することを強調し
Author: 本誌記者 周今 Year 1978 Issue 51 PDF HTML
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14. 山の都―重慶
重慶は長江と嘉陵江の合流点に位置する古都である。起伏に富んだ台地の斜面に道路が錯綜し、建物が階段状に立ち並んで、街全体がさながら一つの山塊のように見えるところから、山城(山の都)と呼ばれている。古くは紀元前一二世紀のころ、ここは巴という国の首都であった。近代に入ってからの重慶の歴史はまさに屈辱の歴史であった。一九世紀末から、イギリス、フランス、アメリカなど帝国主義列強の軍艦が長江を遡行してここの河
Author: 本誌記者 周今 Year 1978 Issue 52 PDF HTML
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15. 杖と足
山を登るときは、主として二本の足に頼るが、杖に頼らなければならないときもある。杖は、足にとって代わることはできないが、足の登攀力を強くすることができる。現代化の事業をすすめるにあたっては、主として自力更生に頼るが、先進的な技術と設備の導入は、自力更生の能力を強くすることにほかならない。記者はこのほど北京郊外の燕山石油化学総公司に属する前進化学工業工場を訪れ、工業の近代化のため、「杖」がどのように「
Author: 本誌記者 周今 Year 1979 Issue 30 PDF HTML
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16. 九億人の住宅問題
一九四九年から一九七八年にかけ全国の大、中都市と工業、鉱山区に五億三千百五十万平方メートルの住宅が建てられた。多くの都市からスラム街は姿を消し、人びとは基本的に住宅の保証をあたえられた。いま、政府はなお都市の住宅難問題を解決すべく全力をあげて取り組んでいる。
Author: 本誌記者 周今 Year 1979 Issue 48 PDF HTML
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17. 左翼偏向と決裂しよう―経済のいっそうの調整のために
中国は一九七九、八○年に国民経済に初歩的な調整を加えたが、今年からはこの調整をいちだんと強めようとしている。これは「冷静な、健全な調整」といわれるが、なぜそういうのか。その具体的な意味はなにか。また、将来どのような影響が生じるか。今週はこれらの疑問にお答えする。とくに第三部分では、わが国の経済活動のすぐれた指導者、陳雲中国共産党中央副主席のうち出した、国力に相応しい経済規模という原則を紹介する。こ
Author: 本誌記者 周今 Year 1981 Issue 13 PDF HTML
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18. 「小さな舞台で大きな劇を演じる」(上)
毛主席の定めた自力更生の方針は、わが国における工業の発展をふくむ、革命と建設を推進する根本方針である。全国はもとより、一都市にしても、工業の発展をはかるには、国家の投資によって新しい工場を新設するという方法にだけたよるのではなくて、大衆を動員し、もっている条件を十分にいかし、潜在力を掘りおこすことが、自力更生にもとづく工業の経営方針にそうゆき方である。中国には四十を数える中都市があるが、江蘇省南部
Author: 本誌記者 向栄 Year 1975 Issue 23 PDF HTML
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19. 「小さな舞台で大きな劇を演じる」(下)
中国の都市の中でも中クラスにぞくする常州市は、自力更生をむねとして、工業を急速に発展させた。自力更生は単なるスローガンではなくて、広はんな大衆の実際行動を意味する。人民大衆の意欲が発揮されなければ、自力更生などありえない。はげしい意欲それはもう十七年も前のことだが、この常州で働いている年輩の労働者、幹部は「大躍進」が実現された一九五八年のことをなにかにつけて思いおこす。あのころ、毛主席が定めた「大
Author: 本誌記者 向栄 Year 1975 Issue 24 PDF HTML
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20. 化学肥料加速度増産の効果的な方法
中国の化学肥料生産はここ数年らい急速に発展している。今年の前半に昨年同期より増産した全国の化学肥料だけでも、五百万トンを超える食糧または百五十万トンを超える原綿を増産することができる。いま、全国には、いくつかの規模の比較的大きい化学肥料工場が新しく建設されたほか、各地にも多くの小型化学肥料工場が建てられた。一九七四年の全国化学肥料生産量は、六四年と比べ三·三倍伸びた。地方経営の小型合成アンモニア工
Author: 本誌記者 向栄 Year 1975 Issue 32 PDF HTML