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Directory Of Year 1963, Issue 1
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中·インドネシア両国友宜で固く結ぶ

Year:1963 Issue:1

Column: 文章

Author:

Release Date:1963-07-05

Page: 10-13

Full Text:  

劉少奇主席のインドネシア訪問は劉少奇主席とスカルノ大統領が四月十日に独立宮で両国の共同声明に調印した事によって最高潮に達した。この声明には、今の世界の数多い重要問題に関する両国間の一致共通した理解と意見が書かれてある。共同声明の主な点は次の通りである。

双方ともあらゆる努力をつくし、両国の団結と友宜をさらにかため、発展させることを保証する。

中国政府はインドネシア人民が西イリアンの復帰と祖国統一のためにおしすすみている正義のたたかいに堅い支援をあたえることを再確認した。インドネシア政府は中国人民の台湾解放と「二つの中国」の陰謀に反対する正義のたたかいに全面的支援をあたえることを重ねて認めるとともに、中華人民共和国の国連での合法的権利の回復を強く主張した。

双方はコロンボ会議の提案が中印国境問題の平和的解決に有利な雰囲気をつくりだしたものと認め、両国はこの有利な雰囲気をいっそう発展させ、中印両国の直接談判による問題の解決に役立つことを希望した。同時にまた中印国境紛争への外国のいかなる干渉にも斷固反対する旨を表明した。

双方は一致して帝国主義と植民地主義は世界平和の脅威であり国際緊張の根本原因であると認め、また世界平和を有効的にまもるため、全世界の人民はさらに紧密に団結し、この二つの敵を取り除くべきであり、両国はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ人民のたたかいを引きつづき支持することを重ねて認めた。

中国政府はインドネシア政府の提案による第二回アジア·アフリカ会議の開催、ならびにスカルノ大統領の提案した新興国家による体育競技会の開催を全面的に支持することを表明した。

劉少奇主席は共同声明に調印したばかりでなく、事実上、このたびの訪問は中国とインドネシアが、帝国主義と植民地主義に反対し、アジアと世界平和を守るための共同事業での戦闘的友宜を具体的に表明したものである。

共同の闘争

中国とインドネシア両国は、反帝、反植民地のたたかいの重要性と緊迫性を十二分に知つている。劉少奇主席の訪問中、両国の首脳者はその演説の中でこの点をとくに強調した。

五万余人も集つたバリ島人民大衆の歓迎大会で、劉少奇主席はこの問題をもっとくわしくのべた。かれはアジア、アフリカ、ラテンアメリカ地域に住む全世界人民三十億のうちの約半数は、程度の差こそあれ、いずれも例外なくいまでも帝国主義者と植民地主義者の侵略、脅威、抑圧と搾取に悩まされていると指摘した。

帝国主義と新旧植民地主義に反対する闘争と民族の独立を獲得し、防御することは、依然として世界のその他の地域の人民と同じくアジア、アフリカ、ラテンアメリカ人民の直面する一番重要な課題である。植民地主義はすでに過去の遺物だという考えや、あるいは帝国主義、植民地主義にたいする闘争という課題はすでに第二義的意味しか持たないというような考え方は事実を無視したものであると語った。

政治的に独立しただけでは、まだ完全な独立とはいえないと劉少奇主席はつぎのようにのべた。「国家の完全独立は、あらゆる面で徹底した反帝、反植民地主義のたたかいを遂行し、人民の力に頼って、独立した国家経済をきずきあげてこそ得られるものである」と。

劉少奇主席はつづいてこう語つた。「アジア、アフリカ、ラテンアメリカ人民のたたかいは世界平和運動の有力な一環を成している。帝国主義、新旧植民地主義とのたたかいが激しくなればなるほど、それとは反対に、世界平和がさらに身近かにやってくる。社会主義陣営の力と民族民主運動はいま世界に生れつつある新しい力である」と指摘した。帝国主義と新旧植民地主義は反動であり、腐りはじめている力である。最後に劉主席は毛沢東同志の有名な論断、「新生の革命的力には打ち勝てない」を引用してあいさつの結びにした。

一方では、スカルノ大統領はこの大会でつぎのように帝国主義と植民地主義の罪悪をあばいた。インドネシアと中国はあいともに世界の凶悪な勢力打倒のためにたたかっている。この帝国主義と植民地主義とのたたかいとともに、自然を征服するためにもたたかっている。このたたかいは、きわめて困難ではあるが、世界の進歩的勢力が緊密かつ永久的に団結しさえすれば、かならず達成することができる旨を明らかにした。

戦闘的友宜

両国の指導者は中国人民とインドネシア人民がその友宜のキズナ、すなわち「共同闘争」で堅く結ばれていると強調した。インドネシア人民はこのたび中国の首脳を心温かく熱烈に歓迎した。この事実は、インドネシア人民がどんなに中国人民との戦闘的団結と友宜を高く評価しているかを明らかにしている。

劉少奇主席の意義深いこのたびの訪問は、中国·インドネシアの友宜をさらにいっそう深めた。全世界人口の四分の一を占めるこのアジアの二大国家が団結と協力を強めたとき、疑いもなくアジアと世界の平和をまもる力をよりいっそう強めるであろう。

帝国主義者はいうまでもなく失望を感じている。このために劉少奇主席のインドネシア訪問中に、西方諸国のジャーナリズムは中国の外交政策を中傷する報道をまきちらした。

インド政府もまた、この友好訪問に攻撃を加え、悪意にみちた声明を出した。

こうしたインドの行為はインド政府が完全につぎのような事実を無視していることを自ら暴露したのである。中国はインドネシアおよびその他の国家と同様に、すべてのアジアの国ぐに(インドを含む)と友好関係を発展したいし、また中印友好を促進するため中国はかって世界に知られたあの一連の重要措置をとったのである。

日増しに深まってゆく中国·インドネシアの友宜はあの有名なバンドン精神の具体的な表現である。バンドン精神のもとでアジア·アフリカ諸国民はこの団結をさらに強化した。そして帝国主義者とその追随者たちの悪意と謀略にもめげずかれらは必らずこの団結をまもりつづけるであろう。

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