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Directory Of Year 1963, Issue 1
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ラオス:米国の露骨な干渉

Year:1963 Issue:1

Column: 文章

Author:

Release Date:1963-07-05

Page: 24,25

Full Text:  

ラオスの情勢はますます悪化しつつある。ケネディ政府は現地の手先どもをつかってラオスを再び全面的内戦に引きずり込もうとしている。一方では、もしこの醜い陰謀が失敗したときには、事実上ジュネーブ協定をふみにじってでも軍事的冒険に乗りだそうとやっきになっている。

ラオスではスパナ·プーマ殿下とスファヌボン殿下とのあいだに四月十四日停戦協定が結ばれたにもかかわらず、サバナケット一味は中立派内部の反動分子と結託し、ジャール平原のネオ·ラオ·ハクサット部隊とドン大佐のひきいる進歩的な中立派部隊にたいし、ひきつづき攻撃を加えている。アメリカ将校に指揮されたサバナケット部隊はシャンコーン州とビェンチャン州北部のバン·ビェン地区にも大攻勢を展開した。その他の地方でも解放地区にたいする襲撃は日に日にはげしくなってきている。これらの各戦線では侵入軍はいつもアメリカ空軍の援助を受け、解放地区後方のサバナケット集団にも武器弾薬が空から投下されている。

ワシントンからの示唆によってラオス国境周辺でアメリカ軍とラオス反動派はあきらかに軍事的協同行動をとっている。南ベトナムとタイ国の軍隊もまたジュネーブ協定をふみにじり、ラオス領土内に侵入し、サバナケット州内の解放地区にたいし「掃蕩戦」を行っている。これらの部隊はアメリカ将校によって指揮されている。タイの軍隊と国境警察はタイ·ラオス国境の全線にわたって配置され、いつでも出動できるよう待機している。

これらの公然たる干渉と並行して東南アジア機構は四月二十二日南中国海で「海蛇」と称する海軍演習を行った。フィリピンでも蔣介石、南朝鮮、タイの空軍の参加のもとにアメリカ空軍の演習がおこなわれた。

一方アメリカ本国では御用新聞が実力の表示と軍事的干渉をやっきになって書きたてている。ケネディはラオス情勢を討議するため、アメリカ最高政策制定機関である国家保障会議委員会をわずか三日間のうちに二回にもわたって召集し、またラオスにたいする干渉問題を審議するため、ハリマン国務次官をロンドン、パリーに派遣した。一方ラスク国務長官はラオス国際監視委員会を悪用するため、その委員会の構成国であるインド、カナダ、ポーランドの特使にも会見した。ボール国務次官はおどかしのコトバを使って「アメリカはおそらくラオスへ軍隊を派遣する可能性からは除外されないだろう」と脅迫している。

侵略者どもはついに牙をむきだした。かれらはまたもや東南アジアで新しい軍事トバクに熱中しているのである。

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