いわゆる「中間―左翼」政府

数週間にわたる党内と各党派間のかけひきののち、ひところ吹聴きれていたイタリアの「中間よりやや左よりの」政府が、ついに成立した。この政府にはキリスト教民主党、社会民主党、共和党の人びとが、ふくまれているばかりでなく、そのうえ社会党の人までふくまれている。このキリスト教民主党が、絶対的優位をしめている内閣のなかで、キリスト教民主党の書記長であるアルド·モーロが、総理に、社会党の指導者であるピエトロ·ネ...