マリで中国茶の栽培に成功

わたしは祖国にいた頃から、お茶はマリ人民の大好物であることをきいていた。それは、かれらが牛や羊の肉を食べたあと消化を助けるためにお茶が必要であるからである。マリは毎年およそ四〇〇トンのお茶を輸入しており、独立後はほとんど、わが国から供給されていた。マリ人民は早くから自国でチャを栽培したいと考えていたが、植民地主義者はかれらに、マリの「気候が適しない」のでチャの栽培など絶対できないと言っていた。植民...