台湾への再進出をねらう

さいきん日本の国会で、政府と野党のあいだにいわゆる「吉田書簡」をめぐってはげしい論争がまきおこされた。いま佐藤政府は、この書簡を使って中日貿易の発展を妨害し、制限しようとしている。こうして佐藤政府は、その「自主性」のごまかしを暴露し、前政府よりさらに進んでアメリカに従属し、アメリカのアジア政策につくそうとしていることを自分で知らせている。いわゆる「吉田書簡」は、佐藤の黒幕で一九五〇年代の首相であっ...