民族の尊厳を示すデモ

エクアドルの首都キトの市民は、政府の禁令にもかかわらず一月二十八日、アメリカ大使館やものものしく警備された政府庁舎の付近で、「民族の尊厳を示すデモ」をおこなった。騎馬警官が催涙弾を使ってデモ隊を襲ったが、かれらはそれにひるまず、潮（うしお）のように前進をつづけた。こんどのデモ行進は、アメリカが一九四二年にエクアドル·ペルー境界線の画定をおしつけた「リオデジャネイロ議定書」とアメリカが一手で育成した...