英帝国主義のあわれな末路

ポンドの切下げいらい、まだ二ヵ月とたっていないのに、英政府はまたも一月十六日、支出の節減、英国経済危機の緩和をはかるため、一九七一年までに極東とペルシャ湾からイギリス植民地軍を引き揚げ、米国と契約したF111戦闘爆撃機五十機の購入を取消し、武装力の兵員と文官を縮小し、さらに国内の教育、住宅、公路、いわゆる福祉など各方面の経費を圧縮すると宣言した。英国支配層によって「痛ましい決定」といわれている、こ...