一九六七年十一月から一九七一年八月にかけて、資本主義世界では、深刻な金融危機のあらしが七回連続的にまき起こっている。そのうち一、二回のあらしはポンドとフランに直接衝撃をあたえたが、実質的には、ドルを基軸とする資本主義世界金融通貨体制に打撃をあたえたものである。この七回にのぼる金融危機のあらしは、その勢いがすさまじく、規模が大きく、しかも周期がますます短くなっている。その情況はつぎのとおりである。第...
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一九六七年十一月から一九七一年八月にかけて、資本主義世界では、深刻な金融危機のあらしが七回連続的にまき起こっている。そのうち一、二回のあらしはポンドとフランに直接衝撃をあたえたが、実質的には、ドルを基軸とする資本主義世界金融通貨体制に打撃をあたえたものである。この七回にのぼる金融危機のあらしは、その勢いがすさまじく、規模が大きく、しかも周期がますます短くなっている。その情況はつぎのとおりである。第...