古象のキバ

河南省鄭州市の市街地区西部の地下十二メートルのところから、古象の一対の門歯とその他の歯や骨組が発見された。この門歯の化石は硬く、完全な形をしており、長さ三メートル、太さは五十四センチである。鑑定の結果、こんど発見されたのはナウマン象に属するもので、その特徴、系統からみて、現在のアフリカ象に近いことがわかった。この種のナウマン象は更新世代の中·後期（大約四十万年前）に、アジア、アフリカ、ヨーロッパな...