ラテンアメリカ非核武装地帯

一九六二年いらい、ラテンアメリカの一部の国は、ラテンアメリカに非核武装地帯を樹立することをいく度も主張してきた。一九六三年四月、メキシコ政府の提唱のもとに、メキシコ、ブラジル、チリ、ボリビア、エクアドルなどが声明を発表して、ラテンアメリカ諸国が多国間協定を結び、核兵器の開発、受入れ、貯蔵、実験をおこなわないよう保証し、ラテンアメリカを早急に非核武装地帯にすることを要求した。同年十一月、上記の五ヵ国...