独立は間近い

六月四日午前、グレナダの首都セント·ジョージスの大衆数千人があたかも祝日を祝うかのように、大通りにくり出して、歌や踊に興じた。かれらの国が独立する―というのがこのわきたつ喜びの原因なのだ。エリック·ガイリー·グレナダ首相を団長とする代表団が五月中旬からロンドンでイギリス政府と「イギリスと連合した国」としてのグレナダの地位を終結させることについて会談をおこなった。エリック·ガイリー氏は会談後、グレナ...