中国の重工業基地の一つ、遼寧省ではいま、冶金の新しい加工技術―湯止棒なしの造塊が普及している。これは鞍山鋼鉄公司第二製鋼工場の労働者·職員が七ヵ月余の努力と三百三十三回にわたる実験を経て成功した技術革新である。これまでは、この工場で鋼塊をつくるときは、通常トリベの湯口をふさぐ湯止棒(ストッパー)でインゴット·ケースにそそぎ込まれる溶鋼の量を加減する。この湯止棒は使うたびにとりかえなければならない。...
Please login first!
中国の重工業基地の一つ、遼寧省ではいま、冶金の新しい加工技術―湯止棒なしの造塊が普及している。これは鞍山鋼鉄公司第二製鋼工場の労働者·職員が七ヵ月余の努力と三百三十三回にわたる実験を経て成功した技術革新である。これまでは、この工場で鋼塊をつくるときは、通常トリベの湯口をふさぐ湯止棒(ストッパー)でインゴット·ケースにそそぎ込まれる溶鋼の量を加減する。この湯止棒は使うたびにとりかえなければならない。...