戦国(前四七五―前二一二)時代、思想戦線において、荀子[注释1]と孟子(本誌第三七号《孟子―奴隷制復活の鼓吹者》参照)との間に激しい闘争がおこなわれた。二千年らい、多くの歴史学者はこの闘争を儒家の内輪もめだとみなし、その階級的実質をおおいかくしてきた。しかし、実際には荀孟の論争は、商鞅変法後における儒家法家の勝敗を決する闘争であり、新興地主階級と没落奴隷主階級との間でくりひろげられた改革と反改革、...
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戦国(前四七五―前二一二)時代、思想戦線において、荀子[注释1]と孟子(本誌第三七号《孟子―奴隷制復活の鼓吹者》参照)との間に激しい闘争がおこなわれた。二千年らい、多くの歴史学者はこの闘争を儒家の内輪もめだとみなし、その階級的実質をおおいかくしてきた。しかし、実際には荀孟の論争は、商鞅変法後における儒家法家の勝敗を決する闘争であり、新興地主階級と没落奴隷主階級との間でくりひろげられた改革と反改革、...