この数日、国連総会では、「多数」と「少数」の問題をめぐってはげしい議論がたたかわされた。ある超大国の代表は、第三世界諸国に理不尽な攻撃をくわえた。かれは「多数による統治が多数による暴政になった場合、少数は二度とそれを尊重したり、それに服従したりしないだろう」とうそぶいた。また公然と、国連加盟国の「権利」はその領土幅員、人口、富の多少にもとづいて計られるべきであり、「能力の異なる」国は「異なった責任...
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この数日、国連総会では、「多数」と「少数」の問題をめぐってはげしい議論がたたかわされた。ある超大国の代表は、第三世界諸国に理不尽な攻撃をくわえた。かれは「多数による統治が多数による暴政になった場合、少数は二度とそれを尊重したり、それに服従したりしないだろう」とうそぶいた。また公然と、国連加盟国の「権利」はその領土幅員、人口、富の多少にもとづいて計られるべきであり、「能力の異なる」国は「異なった責任...