ソ米両超大国の海上覇権争奪戦において、ソ修はまず北欧諸国周辺の海域に覇を称えようとしている。スカンジナビア半島北部のバレンツ海は、ソ連艦隊が遠洋へ自由に出入りできる通路である。バレンツ海南岸のムルマンスク港附近はノルウェー北端の暖流の影響をうけて一年中不凍であるため、ソ連の重要な海軍基地となっている。同半島東南部のバルト海は、ソ連艦隊が大西洋に出入する最短距離の通路でもある。半島西部のノルウェー海...
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ソ米両超大国の海上覇権争奪戦において、ソ修はまず北欧諸国周辺の海域に覇を称えようとしている。スカンジナビア半島北部のバレンツ海は、ソ連艦隊が遠洋へ自由に出入りできる通路である。バレンツ海南岸のムルマンスク港附近はノルウェー北端の暖流の影響をうけて一年中不凍であるため、ソ連の重要な海軍基地となっている。同半島東南部のバルト海は、ソ連艦隊が大西洋に出入する最短距離の通路でもある。半島西部のノルウェー海...