ソ連の農業事情が日ましに悪化しているのは、とっくに周知の事実になっている。それは、クレムリン内部抗争の焦点の一つでもある。だが、ブレジネフはつねに、なんとかして真相をおおいかくそうとし、はては恥知らずな大ボラまで吹いている。さいきん、ブレジネフはソ連の新聞·雑誌に指令を発して、その登場後の一九六五年三月に開かれた中央委員会総会の十周年記念文章を書かせ、この総会がソ連農業の「転機」となり、「新しい段...
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ソ連の農業事情が日ましに悪化しているのは、とっくに周知の事実になっている。それは、クレムリン内部抗争の焦点の一つでもある。だが、ブレジネフはつねに、なんとかして真相をおおいかくそうとし、はては恥知らずな大ボラまで吹いている。さいきん、ブレジネフはソ連の新聞·雑誌に指令を発して、その登場後の一九六五年三月に開かれた中央委員会総会の十周年記念文章を書かせ、この総会がソ連農業の「転機」となり、「新しい段...