「経済協力開発機構」(OECD)は七月十五日パリで発表した「一九七五年度経済に対する展望」と題するレポートで、同機構の加盟二十四ヵ国は現在いずれも戦後最大の経済危機に見舞われ、いまのところ回復のきざしがみえないことを認め、つぎのように述べている。「OECD」諸国が現在直面している衰退は戦後最大のものである。今回の衰退が人びとの注目をあつめたのは、その持続時間が長く規模が大きい―「OECD」諸国全体...
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「経済協力開発機構」(OECD)は七月十五日パリで発表した「一九七五年度経済に対する展望」と題するレポートで、同機構の加盟二十四ヵ国は現在いずれも戦後最大の経済危機に見舞われ、いまのところ回復のきざしがみえないことを認め、つぎのように述べている。「OECD」諸国が現在直面している衰退は戦後最大のものである。今回の衰退が人びとの注目をあつめたのは、その持続時間が長く規模が大きい―「OECD」諸国全体...