一時鳴りをひそめていた「アジア安保」の騒音が、クレムリンに再び起こっている。さいきんソ連のマスコミは「アジアに確かな安全を保障すべきである」というテーマで論文を発表し、ソ連がいかにアジアの「安全保障」に関心を寄せているかをきかんに宣伝している。それはあたかも袈裟(けさ)をまとった強盗、天使に化けた悪魔さながらであり、まぎれもない平和のペテン師の姿である。事実、「アジア安保」という高い調べは少しも耳...
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一時鳴りをひそめていた「アジア安保」の騒音が、クレムリンに再び起こっている。さいきんソ連のマスコミは「アジアに確かな安全を保障すべきである」というテーマで論文を発表し、ソ連がいかにアジアの「安全保障」に関心を寄せているかをきかんに宣伝している。それはあたかも袈裟(けさ)をまとった強盗、天使に化けた悪魔さながらであり、まぎれもない平和のペテン師の姿である。事実、「アジア安保」という高い調べは少しも耳...