石油闘争が更に発展した一年

第三世界の石油産出国は一九七五年も、ひきつづき石油を武器として、経済の分野における植民地主義、帝国主義、覇権主義に反対する闘争で新たな大きな勝利をおさめた。石油闘争がいっそう進展したことを示す重要なメルクマールは、百年らい帝国主義が産油国にたいしてとってきた主な略奪方法の一つである石油掘削利権制が全面的な崩かいをはじめたことである。石油利権制の崩かいこの一年間、第三世界諸国は石油資源の主権をとりも...