第三世界に対するソ連の収奪の実例

一九五四年から一九七三年にかけて、ソ修が第三世界に輸出した資本の総額は百五十五億ドルに達した。資本の大量輸出にともない、ソ修は第三世界諸国と結んだ各種の長期的経済契約や「合弁企業」の設立などの手段を通じ、品質が悪く、しかも価格の高い各種機械設備や工業製品を大量に売りつけ、同時に国際市場より低い価格でこれら諸国の原料、エネルギー、天然資源を収奪している。推計によると、一九五五年―七三年のあいだに、ソ...