食糧自給をめざす

アラブ諸国は農業生産、とくに穀類生産を伸ばす面で大きな努力をはらい、すばらしい成果をあげている。アルジェリアは昨年、小麦、大麦、燕麦の大豊作をかちとり、総生産量は二六〇万トンに達し、独立いらいの最高記録をつくった。モロッコでは昨年、四種類の主要穀類の総生産量が五四八万トンに達し、基本的に自給が可能になった。チュニジアの一九七五年の穀類生産量は一二〇余万トンに達し、独立当時に比べると倍以上になった。...