三日間の予定で開催された国際経済協力会議(「南北の対話」ともいわれる)は激しい闘争の末、会期を一日延長して六月三日に幕を閉じた。発展途上国は同会議に寄せていた期待が達せられなかったことについて遺憾の意を表明した。会議の闘争の焦点は依然として新しい国際経済秩序の確立をめぐる問題であった。アメリカと一部の工業国の閣僚たちはその発言のなかで、第三世界諸国の一部の合理的な要求を受け入れ、貧国と富国との間の...
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三日間の予定で開催された国際経済協力会議(「南北の対話」ともいわれる)は激しい闘争の末、会期を一日延長して六月三日に幕を閉じた。発展途上国は同会議に寄せていた期待が達せられなかったことについて遺憾の意を表明した。会議の闘争の焦点は依然として新しい国際経済秩序の確立をめぐる問題であった。アメリカと一部の工業国の閣僚たちはその発言のなかで、第三世界諸国の一部の合理的な要求を受け入れ、貧国と富国との間の...