ソ連は一九五〇年代初期まで、内水あるいは近海漁業国でしかなかった。ところが現在ソ連は世界で漁獲量のもっとも多い国の一つとなっている。国連食糧農業機構(FAO)の発表した資料によると、ソ連の漁獲量は、一九六五年には五〇九万九九〇〇トンであったのが、一九七〇年には七二五万二二〇〇トンに達し、一九七四年には九二三万五六〇九トンにまで伸びている。そのうち、九〇パーセント以上が外国の水域で得たものである。ソ...
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ソ連は一九五〇年代初期まで、内水あるいは近海漁業国でしかなかった。ところが現在ソ連は世界で漁獲量のもっとも多い国の一つとなっている。国連食糧農業機構(FAO)の発表した資料によると、ソ連の漁獲量は、一九六五年には五〇九万九九〇〇トンであったのが、一九七〇年には七二五万二二〇〇トンに達し、一九七四年には九二三万五六〇九トンにまで伸びている。そのうち、九〇パーセント以上が外国の水域で得たものである。ソ...