言行不一致の新ツァー

第三十一回国連総会が昨年末に休会に入る前、第一委員会の九十七ヵ国の代表は、圧倒的多数でソ連に「ラテンアメリカ核兵器禁止条約」の第二号附属議定書に調印、批准するよう重ねて要求する決議案を採択した。一九六七年、「ラテンアメリカ核兵器禁止条約」は、ラテンアメリカ二十一ヵ国の調印によって成立した。これにより公式の条約で確定された世界最初の非核地帯が設けられることとなった。それは、自国の安全と地域的な平和を...