陳景潤氏は中国のすぐれた数学者のひとり、いまその業績が海外でも注目をあつめている。整数論研究の過程で「ゴールトバッハの問題」をとりあげ、あざやかな分析と科学的推算で大きな突破口をひらいた。これが氏のめざましい業績である。二百余年まえ、ドイツの数学者ゴールトバッハが「2より大きいすぺての偶数は二つの素数の和で表わすことができる(例えば8=5+3、16=3+13、100=17+83)」という命題を提起...
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陳景潤氏は中国のすぐれた数学者のひとり、いまその業績が海外でも注目をあつめている。整数論研究の過程で「ゴールトバッハの問題」をとりあげ、あざやかな分析と科学的推算で大きな突破口をひらいた。これが氏のめざましい業績である。二百余年まえ、ドイツの数学者ゴールトバッハが「2より大きいすぺての偶数は二つの素数の和で表わすことができる(例えば8=5+3、16=3+13、100=17+83)」という命題を提起...