中国の出版史上初めての、新しい標点本の《二十四史》は、二十年にわたる作業をへて、最近中華書局から、その全部が刊行された。十八世紀の清朝乾隆帝が撰定したこの《二十四史》は、全三二四九巻で四〇〇〇万字近く、その作者には西漢の司馬遷から清朝の張建玉にいたる紀元前二世紀から十八世紀初頭にかけての歴代の史学者が含まれる。この浩潮な史書は編年体で明朝滅亡(一六四四年)にいたる中国の四千年の歴史を記載しており、...
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中国の出版史上初めての、新しい標点本の《二十四史》は、二十年にわたる作業をへて、最近中華書局から、その全部が刊行された。十八世紀の清朝乾隆帝が撰定したこの《二十四史》は、全三二四九巻で四〇〇〇万字近く、その作者には西漢の司馬遷から清朝の張建玉にいたる紀元前二世紀から十八世紀初頭にかけての歴代の史学者が含まれる。この浩潮な史書は編年体で明朝滅亡(一六四四年)にいたる中国の四千年の歴史を記載しており、...