ソ連はなぜASEANに対する姿勢を転換させたか

ソ連は、これまで東南アジア諸国連合（ASEAN）にたいして、ずっと中傷、攻撃をおこなってきたが、最近になってその姿勢を百八十度転換させた。ソ連は、数ヵ月前まではASEANを「アメリカに奉仕する偽装された軍事ブロック」とみなしていたが、いまは、「大国を後楯にしたものでなく、加盟五ヵ国の自主性によって成立した」機構であるといっている。これまで、ソ連はASEANを「反共軍事同盟」だとののしり、それを切り...