「?人、天を憂ふ」(日本語版六八一ページ)これは中国の古書にある物語である。?という国は春秋時代(紀元前七七〇―四七五年)の小さい諸侯国で、いまの河南省?県にあった。?の国の人は天が崩れ落ちてくると自分の身の置き場がなくなる、と心配して、不眠症になり、食事もノドに通らなくなった。その後この物語は、「?人、天を憂ふ」ということわざとして引用され、不必要な、あるいは根拠のない心配をするたとえに使われて...
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「?人、天を憂ふ」(日本語版六八一ページ)これは中国の古書にある物語である。?という国は春秋時代(紀元前七七〇―四七五年)の小さい諸侯国で、いまの河南省?県にあった。?の国の人は天が崩れ落ちてくると自分の身の置き場がなくなる、と心配して、不眠症になり、食事もノドに通らなくなった。その後この物語は、「?人、天を憂ふ」ということわざとして引用され、不必要な、あるいは根拠のない心配をするたとえに使われて...