不治の病と闘う

上海造船所機械工場の技術要員袁春林さんな、不治の病を患いながら旺盛な気力をもってずっと仕事をつづけている。その生命力の根源はどこにあるのだろうか。かれ自身に語ってもらおう。「十五年前、わたしは進行性筋萎縮症という難病にかかった。この病気にかかると下肢の筋肉から萎縮しはじめ、次第に全身に広がり、最後には不起の廃人となってしまうという。当時大学生であったわたしにとって、この診断はたとえようもない強烈な...