一九六〇年代には世界の石油生産の年間平均伸び率は一〇%であったが、一九七七年には四·二%となり、昨年は一昨年を〇·二%上回っただけで、生産量は三〇億五六〇〇万トンであった。また世界でサウジアラビアに次ぐ第二の石油輸出国であるイランからの供給が中断されたので、いま世界的に石油の需給関係が逼迫しており、石油消費国に重大な影響を及ぼしている。この事態を前に多くの石油消費国は応急措置を講じている。日本は今...
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一九六〇年代には世界の石油生産の年間平均伸び率は一〇%であったが、一九七七年には四·二%となり、昨年は一昨年を〇·二%上回っただけで、生産量は三〇億五六〇〇万トンであった。また世界でサウジアラビアに次ぐ第二の石油輸出国であるイランからの供給が中断されたので、いま世界的に石油の需給関係が逼迫しており、石油消費国に重大な影響を及ぼしている。この事態を前に多くの石油消費国は応急措置を講じている。日本は今...