チャドの戦火

三月二十二日払暁、チャドの首都エンジャメナで武力衝突が起こった。各方面からの調停があり、停戦協定も何度か調印されたにもかかわらず、戦闘は止まない。激しい戦闘のため、死者は千人を超え、十万人以上が南の隣国カメルーンの北部に避難した。駐留フランス軍と一部の国の外交官を除いて、外交使節団と外国人はすべてエンジャメナから離れた。去年のアフリカ統一機構（OAU）首脳会議の決定による「停戦監視」役のコンゴ中立...