ソ連の新たな外交攻勢―「五項目案」の実質

カブール政権はさきごろ、アフガニスタンと南アジア情勢についての五項目の提案を打ち出した。この提案の実質は、二国間交渉あるいは多角交渉を通じ、アフガニスタンの不法政権を国際的に認知させ、さらに南アジア全域、湾岸、インド洋地域をソ連の勢力圏に組み入れようとするものである。この提案が南下戦略をおしすすめる過程でソ連の展開した外交攻勢の新たなステップであることは明らかである。カブール十七日発タス電は、いわ...