日本登山隊は五月三日、加藤保男が中国側の東北稜からチョモランマ峰の登頂に成功したのに続いて尾崎隆、重広恒夫の二人が十月、中国側の北壁からの登頂にも成功した。一九六〇年と一九七五年の二回、中国の登山隊は二つのグループに分かれて、東北稜から海抜八八四八メートルの世界の最高峰―チョモランマ峰登頂に成功した。三十一歳の加藤保男はこのルートをとった。加藤はすでに一九七三年十月ネパール側から登頂しているため、...
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日本登山隊は五月三日、加藤保男が中国側の東北稜からチョモランマ峰の登頂に成功したのに続いて尾崎隆、重広恒夫の二人が十月、中国側の北壁からの登頂にも成功した。一九六〇年と一九七五年の二回、中国の登山隊は二つのグループに分かれて、東北稜から海抜八八四八メートルの世界の最高峰―チョモランマ峰登頂に成功した。三十一歳の加藤保男はこのルートをとった。加藤はすでに一九七三年十月ネパール側から登頂しているため、...