江南の古都蘇州でいま、一千年前の八角形の宝幢(仏教の経文をおさめた石柱)の復原作業がすすめられている。この宝幢は一九七八年四月、蘇州の瑞光塔の三階中央部の密閉された穴の中から発見されたもので、高さは一二二·六センチ、表面に真珠四万個、めのう、いろとりどりのガラス玉など一万個、花模様の水晶千個をちりばめ、それを金メッキした銀糸でつないでいる。そのほか、仏教経典百二十一巻、呪文二枚、金色の小塔二、銅製...
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江南の古都蘇州でいま、一千年前の八角形の宝幢(仏教の経文をおさめた石柱)の復原作業がすすめられている。この宝幢は一九七八年四月、蘇州の瑞光塔の三階中央部の密閉された穴の中から発見されたもので、高さは一二二·六センチ、表面に真珠四万個、めのう、いろとりどりのガラス玉など一万個、花模様の水晶千個をちりばめ、それを金メッキした銀糸でつないでいる。そのほか、仏教経典百二十一巻、呪文二枚、金色の小塔二、銅製...