レーガン政府の苦しいコジつけ

レーガン政権は四月二十四日、対ソ穀物禁輸を解除する声明を発表した。これは思いがけない事態とはいえないが、この決定を下した理由には、多くのアメリカ人が驚いている。その第一の理由は、この決定はソ連に対する姿勢が軟化したととられることはないと判断したというものである。コラムニスト·カール·ローウェン氏は次のように評している。人びとはカーター前大統領がソ連に対して弱腰だと批判したが、それでもソ連に対する農...