ニジェールが食糧の自給を実現

世界の最貧国の一つである西アフリカのニジェールは、六年連続して大干ばつに見舞われたにもかかわらず、政府の農業振興策が効を奏し、アフリカでは稀な食糧の自給自足国となった。昨年、ニジェールの食糧生産高は百七十余万トンに達し、この国はじまっていらいの最高を記録した。これによって、国内の需要は完全に満たされ、さらに二十万トンの余剰食糧を持つことができるようになった。このことは、西アフリカとりわけサハレ地区...