さる十月二十七日から、国連安保理事会で次期国連事務総長人選問題について、前後して八回もの無記名投票がおこなわれたが、立候補したサリム·タンザニア外相とワルトハイム現事務総長(オーストリア)がそれぞれ安保理常任理事国中の一国に否決されたため、行き詰まってしまった。表面から見ると、これはサリム氏とワルトハイム氏のどちらを選ぶかという問題にすぎないようであるが、実際には広範な第三世界諸国が国連の行政事務...
Please login first!
さる十月二十七日から、国連安保理事会で次期国連事務総長人選問題について、前後して八回もの無記名投票がおこなわれたが、立候補したサリム·タンザニア外相とワルトハイム現事務総長(オーストリア)がそれぞれ安保理常任理事国中の一国に否決されたため、行き詰まってしまった。表面から見ると、これはサリム氏とワルトハイム氏のどちらを選ぶかという問題にすぎないようであるが、実際には広範な第三世界諸国が国連の行政事務...