海底資源の「山分け」を許すな

第三回国連海洋法会議は、三月八日から海洋法条約の審議に入った。条約案には、主に海上運輸、海底資源開発などを含む海洋利用にかかわる問題が取り上げられている。そこでは、深海海底と公海を世界共有のものとし、その他の海域を沿岸諸国の主権あるいは管轄水域とすると規定されている。この会議では、海洋法条約の中で懸案となっているいくつかの問題とその他の関連問題も協議される予定である。主な対立点海洋法会議は、国連史...