八〇年代に入ってから、後発超大国の動きが注目を集めている。七〇年代と同じく、「緊張緩和」をとなえながら、重大な国際事件を引き起こすのかどうかが関心の的だ。一九八一年、モスクワは八〇年代の「平和綱領」を打ち出し、また一貫して低姿勢をとっているが、それは苦境にあるための軟化なのだろうか、苦境とはどの程度のものなのか。これらの問題をめぐって国際的にさまざまな見方がある。一つの見方はソ連の苦境はますます深...
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八〇年代に入ってから、後発超大国の動きが注目を集めている。七〇年代と同じく、「緊張緩和」をとなえながら、重大な国際事件を引き起こすのかどうかが関心の的だ。一九八一年、モスクワは八〇年代の「平和綱領」を打ち出し、また一貫して低姿勢をとっているが、それは苦境にあるための軟化なのだろうか、苦境とはどの程度のものなのか。これらの問題をめぐって国際的にさまざまな見方がある。一つの見方はソ連の苦境はますます深...