中国の書道、絵画の巨匠、李苦禅教授が六月十一日北京で逝去した。享年八十六歳。李苦禅氏は一八九八年、山東省高唐県のある貧しい農家に生まれ、幼い時から、農村で民間絵師の啓蒙を受けて育った。一九一九年、北京に出て働きながら絵画を学び、一九二二年には、徐悲鴻氏が校長を務めていた国立北平芸術専門学校にはいり、西洋画の勉強を始めた。一九二三年には、中国画の巨匠斉白石氏の門下に投じて中国画の研究に励み、斉白石氏...
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中国の書道、絵画の巨匠、李苦禅教授が六月十一日北京で逝去した。享年八十六歳。李苦禅氏は一八九八年、山東省高唐県のある貧しい農家に生まれ、幼い時から、農村で民間絵師の啓蒙を受けて育った。一九一九年、北京に出て働きながら絵画を学び、一九二二年には、徐悲鴻氏が校長を務めていた国立北平芸術専門学校にはいり、西洋画の勉強を始めた。一九二三年には、中国画の巨匠斉白石氏の門下に投じて中国画の研究に励み、斉白石氏...