アメリカのパーシングⅡと巡航ミサイルの西欧配備を強く主張、ソ連外交要員四十七名の一挙の国外追放、レバノンでの軍事力の増強、チャドへの出兵―これはフランスが一九八三年、国際問題をめぐってとったもっとも注目すべき行動であり、国際緊張の下で自国の安全と利益を守り、自国の役割を果たすための具体的な表われでもある。独自の核防衛力をミサイルのヨーロッパ配備問題に対するフランスの立場は、西欧諸国のなかでは際立っ...
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アメリカのパーシングⅡと巡航ミサイルの西欧配備を強く主張、ソ連外交要員四十七名の一挙の国外追放、レバノンでの軍事力の増強、チャドへの出兵―これはフランスが一九八三年、国際問題をめぐってとったもっとも注目すべき行動であり、国際緊張の下で自国の安全と利益を守り、自国の役割を果たすための具体的な表われでもある。独自の核防衛力をミサイルのヨーロッパ配備問題に対するフランスの立場は、西欧諸国のなかでは際立っ...