欧州共同体(EC)首脳会議は十二月初め、ルクセンブルクで二日間開かれた。会議では、一九五七年のEC発足当初のローマ条約に対する若干の改定で合意を見た。政府筋によれば、ローマ条約に対するもっとも意義のある調整は、共同体の決定に対する加盟諸国政府の拒否権を制限することである。この拒否権はしばしば共同体の政策決定に必要な手続きを遅らせる原因となっている。サッチャー·イギリス首相は、「EC加盟諸国の首脳は...
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欧州共同体(EC)首脳会議は十二月初め、ルクセンブルクで二日間開かれた。会議では、一九五七年のEC発足当初のローマ条約に対する若干の改定で合意を見た。政府筋によれば、ローマ条約に対するもっとも意義のある調整は、共同体の決定に対する加盟諸国政府の拒否権を制限することである。この拒否権はしばしば共同体の政策決定に必要な手続きを遅らせる原因となっている。サッチャー·イギリス首相は、「EC加盟諸国の首脳は...