二千三百年前、戦国時代の楚の詩人、政治家屈原の詩『九歌』が武漢歌舞劇院の手で舞台化され、北京での一月公演が好評を博した。幕が開くと、はなやかな古代衣裳をまとった合唱隊が前面両側に静かに並ぶ。高々と築かれた祭壇、赤々と燃える火。旗は重く垂れる。長剣をかかげた祭主、供物をささげた乙女が舞う。低く、荘厳な調べ。二時間十五分の「歌舞詩楽」―『九歌』はこのあと、屈原の描いた神々の登場へとつづく。―重々しい鐘...
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二千三百年前、戦国時代の楚の詩人、政治家屈原の詩『九歌』が武漢歌舞劇院の手で舞台化され、北京での一月公演が好評を博した。幕が開くと、はなやかな古代衣裳をまとった合唱隊が前面両側に静かに並ぶ。高々と築かれた祭壇、赤々と燃える火。旗は重く垂れる。長剣をかかげた祭主、供物をささげた乙女が舞う。低く、荘厳な調べ。二時間十五分の「歌舞詩楽」―『九歌』はこのあと、屈原の描いた神々の登場へとつづく。―重々しい鐘...