中国の老齢社会問題

中国最大の工業都市である上海は、すでに老齢人口型の社会に入った。中国の老齢人口の増加は速く、一九五〇年に全国で六十歳以上の老人は四千二百万人だったが、一九八二年の第三次国勢調査時には、すでに七千六百万人に達し、全国総人口の七·六四％を占めている。一九八二年の統計によると、上海市には六十歳以上の老人が百四十万おり、上海市総人口の一一·七％を占めているが、今世紀末まで同市総人口の一九·五％を占めると予...