内蒙古自治区取材記者団の一人として、八月十一日、中ソ国境地帯の中国側の国境都市―満洲里市を訪れた。列車が満洲里駅に着いたのは、あたりに夜の帳がおりたころだった。バスで市街を通過したが、道は広くて整然とし、両側の並木と生い茂る草花が眼に入る。八月の北京はまだす暑さが残っているが、ここはでに深秋となっている。合服では、すこし寒い。この都市は内蒙古自治区呼倫貝爾盟(「盟」は、自治区管下の「専区」にあたり...
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内蒙古自治区取材記者団の一人として、八月十一日、中ソ国境地帯の中国側の国境都市―満洲里市を訪れた。列車が満洲里駅に着いたのは、あたりに夜の帳がおりたころだった。バスで市街を通過したが、道は広くて整然とし、両側の並木と生い茂る草花が眼に入る。八月の北京はまだす暑さが残っているが、ここはでに深秋となっている。合服では、すこし寒い。この都市は内蒙古自治区呼倫貝爾盟(「盟」は、自治区管下の「専区」にあたり...