第四十一回国連総会は十月十一日、三週間にわたる一般討議を終えた。この一般討議で百五十七ヵ国の元首、首相、外相と代表が発言した。軍縮は総会の最重要議題であった。多くの国の代表は米ソの軍備競争の中止を呼びかけ、日本の倉成正外相は、国際安全と軍縮に「特に重大な責任」を持つ核超大国が核兵器の廃止と世界平和に貢献すべきであると指摘した。米ソ両国は核軍縮において、「特別な責任」を持っていることを認めているが、...
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第四十一回国連総会は十月十一日、三週間にわたる一般討議を終えた。この一般討議で百五十七ヵ国の元首、首相、外相と代表が発言した。軍縮は総会の最重要議題であった。多くの国の代表は米ソの軍備競争の中止を呼びかけ、日本の倉成正外相は、国際安全と軍縮に「特に重大な責任」を持つ核超大国が核兵器の廃止と世界平和に貢献すべきであると指摘した。米ソ両国は核軍縮において、「特別な責任」を持っていることを認めているが、...