大阪高裁の光華寮案件審理を批判する

周知のように、光華寮間題は中国の国有財産の帰属と両国関係の基本原則にかかわる政治、外交の問題であり、もともと日本政府が中日共同声明、中日平和友好条約および国際法の準則に基づいて、適切に処理すべきであった。しかるに日本政府は履行すべき国際義務を回避し、この重大な両国間の問題を日本の裁判所に押しつけた。大阪高裁の審理を分析して、われわれは、裁判所の判決が法理的に成り立たないだけでなく、その審理過程その...